正常に起動できていた Windows 2000/XP が突然, 起動できなくなる, ということがあるかも知れません. このような場合, まず考えられるのがブートセクタを
Linux セットアップ時に書き換えてしまったということです. もしも LILO (Linux のブートローダ)を MBR(マスターブートレコード) にインストールしてしまったのであれば,
パソコンの電源を入れるといきなり Linux が起動してしまいます. Turbolinux 8.0 や Red Hat Linux ではバージョン7.2
以降 GRUB というブートローダが採用されていますので起動時に OS 選択メニューが表示されます.
しかし, Vine Linux 2.1 - 2.6 のようにブートローダに LILO が採用されている場合, OS 選択メニューは表示されないので知識がなければ Windows を起動できず途方に暮れるのかも知れません. 実際にはLILO の場合でも Linux インストール時に Windows も起動できるようにセットアップされているはずですので, 特に手を加えていない限り, Linux 起動時の "LILO boot: "というプロンプトで "dos" と入力すれば Windows が起動することでしょう. これは[Tab] キーを押せば何を入力すればいいかわかります.
ただし, 何らかの間違いでWindows が起動できない, または Linux のパーテーションを無理矢理削除してしまいブートローダだけが MBR(マスターブートレコード)に残ってしまい, ブートローダを何とか削除したいといった場合には次の方法を試してみて下さい.
尚, ブートローダが LILO の場合で, まだ Linux が起動出来る状態であり,かつ 「Linux を削除するからブートローダも Linux インストール前の状態に戻したい」場合には事前に次のコマンドを実行して LILO をアンインストールすれば MBR が元に戻って Windows だけが起動するようになります.
この方法は,あくまで Linux が起動できる状態でなければ行うことは出来ません. もし既に Linux のパーテーションを削除してしまい Linux が起動できなくなっている場合は, 可能であれば同じパーテーションに Linux インストールし直してからこの方法を行っても良いでしょう. しかし「もう Linux はインストールしない. Windows だけが起動してくれればいい」という場合には次の方法がいいでしょう.
1. Windows 95/98 の場合
Windows 95/98/Me の起動用フロッピーディスクで起動し, DOS のプロンプトが表示されたら次のコマンドを入力して下さい.
これで MBR が書き換えられて Windows だけが起動するようになります.
このとき気を付けることは, Windows 98 の場合は 起動ディスクの2枚組になっていますが, 1枚目に FDISK コマンドが入っているので 1枚目に差し替えてから実行することです.
2. Windows 2000/XP の場合
Windows 2000/XP のセットアップディスク(起動ディスクではありません)またはセットアップ CDROM から修復セットアップに進み, 回復コンソールから次のコマンドを実行します.
これは何らかの理由で MBR が損傷し, パーテーションテーブル(パーテーション情報とブートストラップローダが記録されている)が読み込めなくなった場合などに有効です. また, パーテーションブートセクタが損傷した場合には FIXBOOT コマンドが使えます(尚, これらのコマンドは Windows NT には存在しません).
これで MBR が更新されて Windows 2000/XP の NTLDR から起動できるようになります.
ただし, Windows XP プリインストールマシンなどで回復コンソールに入れない場合は次の Microsoft® 公式サイトを確認の上, セットアップファイルをダウンロードしてセットアップディスクを作成し, そのフロッピーディスクから起動して回復コンソーを実行して下さい.
尚, Windows 2000/XP の場合でも Windows 95/98の起動用フロッピーディスクで「1. Windows 95/98 の場合」の方法を使うことができます.
関連項目: Windows を起動出来なくなった