Webmin を使う

Linux活用日記



Last modified: Jun 10th, 2002


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Webmin について


Webmin は, ブラウザから利用できる環境設定ユーティリティです. その設定は非常に充実していて, システムの基本設定からインターネットサーバーの設定など幅広く対応しています. 同様の機能を持つソフトウェアに Linuxconf がありますが, 設定項目の多さや設定作業の容易さで Webmin の方が多くのユーザーに受け入れられるのかも知れません. この文書ではその Webmin についてご紹介していきたいと思います.





Webmin のインストール


Webmin は, Turbolinux Server 7 や Turbolinux 8, Openlinux など一部の Linux ディストリビューションにはインストールされていますが, 自身の環境に無い場合には下記の Webmin ホームページから入手してインストールすればいいでしょう. すでにインストール済みの場合はこの項を読み飛ばしてください.

Webmin ホームページ

この Webmin ホームページには 最新の Webmin が RPM と tar に分けて置いてあります. 自身の環境に合わせてダウンロードすればいいでしょう. 次の例は tar.gz をダウンロードした場合のインストール手順です.

# cd /usr/share
# tar zxvf webmin-0.85.tar.gz
# cd webmin-0.85
# ./setup.sh

./setup.sh を実行すると幾つか質問されます. OpenSSL と Net::SSLeay を利用するか, 使用ディストリビューションは何かなどです. 必要に応じて答えていくようにしましょう. OpenSSL については後述しますが利用する場合はここで "Y" と答えておきましょう.



Webmin の起動


インストール作業が完了すれば Webmin デーモンが起動します. 早速, ネットワーク上のマシンからブラウザを起動して次の URL を入力してみましょう.

https://host_name or IP Address :10000/
または
http://host_name or IP Address :10000/

うまく起動しないときは
もしも起動しない場合にはデーモンが起動していない可能性があります. Red Hat Linux の場合は ntsysv コマンドサービス設定ツールから, Turbolinux の場合は turboservice から起動するようにしてください. またコマンドラインからも次のように実行することで起動できます.

# /etc/init.d/webmin start

上記の URL を入力するとログイン画面に変わります. ここでユーザー名とパスワードを入力するとメニュー画面に変わります(下図参照). 尚, Webmin をはじめて起動した段階では日本語ではなく英語メニューが表示されますので「System」メニュー内の「Languages」から「Japanese」を選択します. すると図のような日本語メニューが表示されるようになります.

webmin


Webmin では,ここからさまざまな環境設定が行えるようになっています. 「システム」タブではユーザーとグループの追加削除や ブートローダやシステムログ, ファイルシステム, プロセスなどの設定が行えます. 「サーバー」タブでは Apache, Bind, Wu-ftpd, ProFTPD, DHCP, Squid 他インターネットサーバーの設定が行えます. 「ハードウェア」タブでは起動設定や RAID, プリンタ, ディスクパーテーションの設定などが行えます.

特に Apache Web サーバーや DNS, FTP サーバーなどの設定は, 設定ファイルを直接編集するなく容易に設定が行えるので重宝するでしょう. これらの設定ファイルについての詳細は下記をご参照ください.

WWW サーバーの設定
DNS の設定
FTP サーバーの構築
DHCP サーバーの構築






OpenSSL を使う


Webmin は, Web ブラウザでシステム設定が行える便利なツールですが, 反面, パスワードがネットワーク上を流れる危険性があります. SSL はこのようにWeb ブラウザとサーバー間の通信を暗号化し, 第三者からの盗聴を防ぐ技術です. ですから Webmin を利用する場合には SSL を使うことをお勧めします.

まず, OpenSSL がインストールされている必要がありますが, 多くの Linux ディストリビューションではインストール済みかも知れません. 下記のコマンドで確認してみて下さい.

$ rpm -qa | grep -i openssl
openssl-.0.9.6a

無ければお使いのディストリビューションの CD-ROM か FTP サイトからインストールして下さい.

OpenSSL については下記のオフィシャルサイトもご確認下さい.

http://www.openssl.org/

次に, Webmin で OpenSSL を利用するために Net::SSLeay をインストールします. これは, Webmin が Perl で書かれているための Perl モジュールになります.

Vine Linux 2.1.5 などには perl-net-ssleay のパッケージが用意されていますが, Redhat Linux 7.x などにはありませんので下記の Net::SSLeay.pm のホームページからダウンロードすればいいでしょう. ただし, インストールに際しては予め, OpenSSL がインストールされている場合, そのバージョンに合ったものをインストールしなければうまくいきません. Redhat Linux 7.x の場合は Net_SSLeay.pm-1.07 が良いようです.

http://www.bacus.pt/Net_SSLeay/

ちなみに OpenSSL と Net::SSLeay をソースからインストールする場合の手順を書いておきます.

(OpenSSL)

$ gunzip -c openssl-0.9.6b.tar.gz | tar xvf -
$ cd openssl-0.9.6b/
$ ./config
$ make
$ su
# make test
# make install

(Net::SSLeay)

$ gunzip -c Net_SSLeay.pm-1.07.tar.gz | tar xvf -
$ cd Net_SSLeay.pm-1.07/
$ ./Makfile.PL -t
$ su
# make install

さて, これらがインストール出来れば Webmin をインストールし, インストール中の質問で SSL を有効にするようにして下さい. インストールが完了すれば, Web ブラウザから下記のように URL を入力して下さい.

https: IP アドレス又はホスト名:10000/

SSL

尚, Solaris での Webmin の利用法は下記の文書をご参照ください.

Solaris で Webmin を使う




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